宅建の試験科目「権利関係」で苦労しないために

宅建の各科目は、癖のある問題ぞろいかもしれません。そんな問題の中でも特に、難問だらけなのが「権利関係」でしょう。

「なぜ、誰もかれもが権利関係の科目でつまづいてしまうのか?」その質問の答えは単純明快ですね。この科目には「民法」が含まれているから、です。

民法は、もともと分量が途方もなくたくさんある法令です。宅建の問題の中でも民法の量は多いです。民法を攻略すれば、その他の法令(「借地借家法」「区分所有法」「不動産登記法」)の攻略はだいぶ楽になります。

最近は難易度が上昇している上、条文のほかに判例から問題がつくられる傾向が強まっています。「権利関係」をやるときは、民法を中心に、条文プラス判例まで含めて取り組むようにしたほうが無難でしょう。また、過去問と予想問題をみっちりやり込むことは必須ですが、その際に応用力を相当に磨くことがいちばんの理想です。暗記を大切にするあまり、民法のコンセプトに鈍感になっていると、ひっかけ問題についていけなくなる恐れがでてきます。

ちなみに、宅建業法なんかと正反対で、権利関係は平均点がとても低くなります。合格者の間でも権利関係の平均点はたいしたことがないため、受験者の中には目標を低めにするケースがあるようです。目標点を低く設定したり、ヤマをかけたり、ですね。

目標点数を低くするのは、まだいいかもしれません。ただし、違う科目でその分を挽回することは必須になります。
また、ヤマカケをするのは外れたときに元も子もない顛末になりますから、おススメはしがたいです。どちらにしても、使える勉強時間との戦いになりますから、最初の時点でどれくらいのページ数・問題量・条文……をやるのに、どれくらいの時間をつぎ込むのか、よく考えましょう。